ウソツキは天使のはじまり

主人公の東海林 亘（しょうじ わたる）は、
今までに何回も危険な目にあっていた。

「死ぬ！」と思った瞬間、
なぜかいつも奇跡的な助かり方をする。

初めのうちは助かったことに喜んでいた家族（叔母）だが、
いまや日常茶飯事になったこの出来事に、
危険な目にあっても「どうせ助かるんだし」とあまり気にしてない。

まわりの人たちも初めは「奇跡だ！」とか言っていたが、
今は「またか」といった感じ。

しかし、実際危険な目に何回も遭遇している主人公は、
毎回ドキドキもんで普通でいられるわけがない。
ヒドイ目にあったと周りに話しても、心配されずひとりドキドキの毎日を過ごしていた。

そんなある日…。


いつも通りに学校に向かうと、
いきなり車が飛び出してきた！	

「危ないっ」と思った瞬間！主人公はまた助かる。
助かったと思った主人公の目の前で、不思議な光景が目に見える。
ゴシゴシと目をこする主人公。

何度も目をこすりながら見ると、
天使と悪魔が戦っている。
いったい何が起こったのか分からない。

実は今までの出来事は、すべて天使と悪魔の仕業だったのだ。

悪魔が主人公を危険な目に合わせて、天使が助けてくれていた｡
今までは２人の姿が見えなかったが、長い戦いの末に能力が衰えてしまい姿を消せなくなってしまった。

天使も悪魔も自分の姿が主人公に見えているのに初めは驚いたが、
こうなったら仕方がない。

能力が衰えてきた今、チャンスは少ない。
主人公と一緒に行動し、いつでも攻撃＆防御できるようにしなければ！！
この日から、主人公は天使と悪魔と同居することに…。