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“とある事情”から、お嬢さま女子校に入学することになった妹のユリ。 しかし妹は、内気で弱々な小市民的キャラだった。 「どうしようお兄ちゃん…わたしにお嬢さま学校なんて無理だよぉ…」 「大丈夫だ。俺がナントカしよう」 やがて、幾つかの偶然や、お兄ちゃんの活躍?もあり、 主人公も同じ女子校に通えることになるのだが… (もちろん主人公は男性の為、女装して通うことに) 「……どう思うユリ?」 「えと……ちょびっと似合ってないかも…」 「かもじゃねえよっ、全方位どっから見てもアウトだろっ」 残念ながら彼は、美少年でもなければ、男の娘でもない普通の野郎だった。 むしろ女子と言い張るには、明らかに無理のある肩幅。 無駄に筋肉質の全身。 入学早々、怪訝な目で見られ続ける主人公と、必死にそれを誤魔化す妹だった。 そんなある日のこと、同じ寮に住む、しづ花から、「演劇部」への勧誘がくるのだった。 「ほら、貴女って男っぽいじゃない?」 「(…男っぽいとゆーか、ホントは男なんだけど)」 「ウチって男役が足らないから、貴女が入ってくれると助かるのよね」 ――こうして演劇部へと入部することになった主人公と妹。 でもそれは…“彼女らの秘密”も知ることも意味していた。 『主人公(と妹)の秘密が1つ+ヒロイン達の秘密×5』 …その全てを、一人で抱えることになってしまった主人公は……
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