電愛カノジョ ～サ終を過ぎてもきみといたい～

大学生・相澤蒼太は、退屈な現実を逃避し、ＶＲ美少女ゲームで癒やしを得る日々を送っていた。その日も、幼馴染み・愛夏の忠告を無視して講義をさぼり、最近はまっているＶＲ美少女ゲームへとログインしたのだが──

プレイ中、手になにか触れているような感じを覚えてＶＲゴーグルを外すと、蒼太の目の前にゲームのキャラクターである、ルーチェが出現していたのだった。

彼女は意を決した表情で蒼太へ告げる。

 「私とセックスしてください！」

彼女が言うには、過疎化が進むこのゲームはこのままではサービスを終了してしまうらしい。なんとかゲームを存続させたい少女が考えたのは、もっとエロ方面を強化してユーザーにアピールするという方法。

そのために、エロ知識が豊富な（実際は女性経験など一切なく、ゲームや漫画から得ただけなのだが）蒼太に目をつけ、助けを求めたのだった。

驚きつつもゲームの女の子と実際にセックスできるならと、彼女の願いを聞き入れる蒼太だったが ──